ケリー、トニー、クロフォード、ポールの4人は、詳しい内容を知らされないまま、ある実験の契約書にサインする。最初のうちは、すべてが普通の実験のように見えた。博士に案内された小さな部屋で、人間の精神力と忍耐力の限界を調査するための実験を行うと説明される4人。彼らが知らされたのは、報酬は1日250ドル、実験は4段階に分かれていて、それぞれの実験で1人ずつ脱落者が出る仕組みということだけだった。

説明を終えると、博士は突然、4人のうち1人の頭を拳銃で撃ち抜き、部屋から出るとドアに鍵をかけてしまう。残された3人は何が起きたのかを必死で理解しようとするが、なすすべもなく、最初の犠牲者の頭から血が流れるのを見つめている・・・。その時、壁のハッチが開き、一発だけ弾がこめられた拳銃と、“問題”の書かれたメモが床に落ちてくる。メモには“アメリカ人が1から33までの間で一番良く選ぶ数字は?”と書かれていた。正解から一番遠い解答をしたものが次の犠牲者となり、誰か1人でも解答を拒否すれば全員が殺されるという。

博士はいったい何者だ?
これは本当に実験なのか?
この実験で何を調べようとしているのか?
拳銃は何のために使うのか?
生きてここを出る方法はないのか?


彼等は“問題”の答えを出そうと必死に考えながら、一方でパラノイアや恐怖感が限界を超え、互いを疑い、醜い裏切り行為へ疾走する。その間、背後のマジックミラー越しのモニタールームでは、彼らの言動すべてが記録されていた。この恐ろしい実験の主催者はいったい誰なのか?外国人テロリストによるものなのか?一切が不明なまま時間が過ぎていく。犠牲者は次々に増え、問題も次々と繰り出されていく。

実は、これらはすべての権力から独立した恐ろしい組織が関与するものだった。危険な心理実験の裏で、長年隠されつづけたCIAの巨大な陰謀が次第に明らかになる・・。これは、アメリカ中を震感させた実際の事件「MKウルトラ」に基づく、密室ホラーサスペンスの傑作だ。